吊り看板への想い
「どんな会社に就職したの？」 「んー簡単に言うと看板屋かな。」 「看板？笑 へぇー。」
当時大学生だった友人には全くピンときていませんでした。それもそのはず。
私達の年代でホテルやイベント会場の式典に出ることなんて、ほぼ未経験なのです。
私も入社するまではほとんど知らなかった看板の世界。
実はいろいろな種類があり、その中で最も使用頻度の高いものが 吊り看板 です。
「入学式や成人式で吊っている看板わかる？」 「ああ〜、あれね！！」
使用例を伝えると、友人はすぐに理解してくれました。
実は、残念（？）なことに、一説によるとその場で吊り看板を意識する人はほとんどいないそうです。
が、そのときの場面を思い出すと「吊り看板」がなんとなく出てきませんか？
またそれがどんな集まりだったかを示す重要なサインにもなっているのです。
以上をふまえると、看板とは“自然と人の記憶に残るもの”なのかもしれません。
（まぁ、一番目に付くところを陣取っているわけなのですが。笑）
看板といっても、365日使われる看板もあれば私達がメインでやっているように、ほんの数時間のための看板もあります。
しかし、どの看板にも言える事は、看板に記載する文言を考える人／校正する人／プリントし、パネルに貼る人／設営・撤去に携わる人、様々な人たちがバトンを渡し合ってつくられたものということです。これは世の中の全ての仕事に言えることだと思います。
皆さんのイベントが来場者様の記憶に残るものになるように・・・
心を込めてイベント看板制作を行います。
私達の仕事と思いを、少しでもみなさんの記憶の中に残して頂ければ嬉しいです。
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